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  • 執筆者の写真小原 徹

ブリードバーン高速炉とは何か

更新日:2019年2月17日

小原研究室ではブリードバーン高速炉の研究をしています。



現在世界で広く使われている大型の軽水炉という型の原子炉は資源の利用効率に限界があります。これは廃棄物となる使用済み燃料の量が多くなることも意味しています。また電源を喪失すると崩壊熱の除去ができなくなります。高速炉と呼ばれる原子炉は高い資源利用効率が期待できますが、燃料の再処理施設が不可欠です。ブリードバーン高速炉は燃料の濃縮施設や再処理施設を必要としない高速炉で、高い資源利用効率と廃棄物の低減でき、冷却材に鉛ビスマス等の液体金属を用いることで電源を喪失しても崩壊熱を自然対流で除去することで炉心溶融を防ぐことが期待できます。小原研究室ではブリードバーン高速炉の一種であるCANDLE燃焼炉や円周回転型シャッフリング炉、スパイラルシャッフリング炉の研究を行っています。(図は大里洋輝博士研究から)

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